夜のくもざる~いつでも不思議~
数ヶ月前のことでした。
友だちが村上春樹が好きだと言い、友だちの使っていたアイコンがその本の挿絵から取ったと聞き、どれどれと探して来たのがこの本です。
村上春樹さん。
読んだことなくても誰もが知っている、ノーベル文学賞最有力候補の方です。
私は「うずまき猫のみつけかた」と「村上朝日堂」しか読んだことなくて、この2冊はエッセイみたいな軽い読み物でした。
- 村上朝日堂 (新潮文庫)
- 新潮社
- 本
だから「夜のくもざる」を読んで、驚きましたね。
何が?どこが?すべてが!(^^)
毎年ノーベル文学賞候補になって、ハルキストなるファンな皆さんが固唾を飲んで、そして帰っていく……こんな光景が、きっと「夜のくもざる」の中のお話みたいに村上さんには見えてるんじゃないかな、いつか書いちゃうんじゃないかな、なんてひとりニヤニヤしながら読みました。
そしてまた、思い出しては「あの話、どんなんだっけ」ってページをめくってニヤニヤする、そんな不思議な短いお話が沢山入った本です。
安西水丸さんの挿絵が素敵です(^^)
そういえば、友だちはその時、「うずまき猫」は未読だって言ってましたね。
それ思い出してまた、ニヤニヤ。
もうとっくに読んだだろうけど、私はまだまだ「夜のくもざる」です。